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一条工務店のアイキューブを2020年12月に横浜市に建築予定です。
今回は気密測定の立ち合い結果と、住宅の気密性に関わるC値についてその必要性の考察を実体験からまとめてみました。
1.気密測定とC値とは
気密測定とは、簡単に言うと家の隙間がどれくらいあるか確認する測定です。
注文住宅を検討し始めて、高断熱・高気密住宅に興味がわいた人であれば、「C値」という言葉にすでに出会っていると思います。
この「C値」が家の隙間を表す数値です。
どのくらいの数字が良い性能かと言うと、次世代省エネ基準(平成11年版)で5.0cm2/m2(Ⅲ地域以南、横浜も含まれている地域)と定められていたそうです。
ちなみに北海道など寒さが厳しい地域では2.0cm2/m2とのこと。
2.一条工務店アイキューブのC値は?
高断熱・高気密を売りとしている一条工務店ですが、アイスマートやアイキューブのツーバイ工法の商品のC値は実測平均が0.59cm2/m2とのこと。
一条工務店のHPでもしっかりとアピールされています。
(出典:一条工務店HP)
一条工務店の工場見学に行った際に、C値の小ささをアピールするための表現として、「ハガキ1枚よりも小さい隙間です」と営業の人が言っていたのを思い出します。
なお、気密測定を案内してくれた工事担当の人曰く、一条工務店の合格基準は0.7cm2/m2だそうです。
3.我が家のC値測定の結果
我が家の測定値は、0.5cm2/m2という数値でした!
2項で紹介した一条工務店HP掲載の数値が0.59cm2/m2でしたので、平均よりは良い値ということになるのでしょうか。
上棟を終えてから約2週間、気密測定を行うと一条工務店の工事担当の方から連絡をもらったので、平日だったものの何とか休みを取り、見学させてもらいました。
測定位置は玄関から入ってすぐの位置に、写真のような測定器が鎮座していました。
1階に小さいながらも設けた和室の収納になる位置です。
4.C値の測定結果の考察
さて、C値の測定結果は平均よりはやや良いものの、一条工務店の施主さんのブログやインスタで気密測定結果を色々見てきたせいか、驚きや喜びはそこまで感じることが出来ませんでした。
施主も色々と勉強することが大事というのは重々承知していますが、初めて体験するものを1つ1つ楽しむためには、あえて情報を先に調べすぎないことも大事かもしれません。
さて、注文住宅にありがちですが、
「同じ家は基本的に2つとして無いのだから、一定程度の基準を満たしていれば、C値が0.1低いor高いを単純比較して一喜一憂する必要はない」
という結論になりました。
「C値」について少し考えてみました。
単位がcm2/m2ということですが、ネットで検索してみると下記の定義のようです。
C値 = 家の隙間[cm2] / 家の延床面積[m2]
つまり、家の隙間は同じでも、家の大きさによってC値は異なるということになりますよね。
また、坪数が同じ家だとしても吹き抜けなどで延べ床面積が異なると、C値は異なることになりそう(?)です。
さらに、家を建てる工程のどのタイミングで気密測定をしているかも関係しそうです。
我が家の場合は、上棟後に電気配線工事が完了した時点で測定しました。
(たぶん一条工務店の場合は基本このタイミング)
ハウスメーカーによっては石膏ボードを取り付けてから測定するところもあるようです。
ということで、C値はある程度の基準を満たしているようであれば、施工不良で家のどこからに隙間が出来てしまっている、というような問題を未然に防ぐことができた、と考える程度でとらえれば問題ないのかなと思っています。
5.あとがき
気密測定とは関係ないですが、個人的な感動ポイントは、一条工務店の場合、気密測定後の石膏ボード取り付け工程で再度上棟チームの皆さんが我が家の工事を担当してくれるそうです。
上棟チームは上棟工事だけをひたすらこなしているのかと思っていましたが、石膏ボードの取り付けも行うそうです。
上棟のチームワークは素晴らしかったので、またいい仕事をしていただけることを期待しております。
最後まで読んでいただきありがとうございました。