ブログを見ていただきありがとうございます。
2020年の11月頃に一条工務店のi-cubeという商品で新築注文住宅を建てる予定です。
(新型コロナウイルスの影響を受けており、スケジュールに遅れが出るのは避けられない状況ですが。。)
2020年4月26日に着手承諾を行いました。
建築予定の家については以下の過去記事で書いておりますので、参考にしていただければ幸いです。
realestatehouse.hatenablog.com
実際に建築が始まるまでに、間取りを決定する過程で悩みながら検討していったことについて、他のハウスメーカーや工務店で注文住宅を計画している施主さんも含めていろんな方と共有できたらと思い、ちょっとずつ紹介していきたいと思っています。
まず今回は、どうやったら良い間取りの家にできるのかについて、間取りの計画を終えた今、改めて振り返りながら考えてみました。
結論から言うと、「実現したい間取りを自分の言葉で具体的に要望しましょう。待っていても理想の間取りは出てこない可能性が高いです。」とこれから家づくりを始める方々にお伝えしたいと思っています。
本記事の目次は以下です。
- 1. ハウスメーカーの設計士さんが素敵な間取りを提案してくれるはず、という勘違い
- 2. どんな間取りが自分に合っているかは自分の優先順位次第
- 3. 間取りは設計士さんに決めてもらうのではなく、先輩の施主さんの口コミから決める
1. ハウスメーカーの設計士さんが素敵な間取りを提案してくれるはず、という勘違い
建売分譲住宅ではなく、注文住宅を選ぶ理由として上位に挙がってくるものの1つに、間取りが自由に決められる、という項目が挙がってくると思います。
私も注文住宅を選んだ理由として、3人いる子どもたちにそれぞれ1部屋ずつあげたいと思い、建売住宅では条件にあう間取りが見つからなかったため、ということがありました。
注文住宅の間取りはそれこそ千差万別、家を建てる人の数だけ間取りがあると思います。
そして、「せっかく注文住宅を建てるのだから」、「一生に一度の買い物だから良い間取りにしたい」というのが普通の気持ちですよね。
さらに言えば、住宅展示場にあるような大きくて素敵なモデルルームを見ていると、ハウスメーカーの設計士さんが素敵な間取りを提案してくれるだろう、という気持ちになりますよね。(私の場合はそうでした。)
ここでお伝えしたいことは、あくまで個人の経験をもとにした一意見ではありますが、
「自分たちから具体的な間取り案を伝え、それを満足するように図面にしてくれるのが一般的なハウスメーカーの設計士さん」
ということです。
例えて言うと、「カリスマ美容師」に相当するような「カリスマ設計士」が自分の住宅を設計してくれる可能性は限りなくゼロに近く、また、そんな設計士はハウスメーカーに勤務してはいないだろう、ということです。
もし誰ともかぶらないような独創的な家や間取りにしたいという方は、ハウスメーカーでは実現するのは難しいと思います。
やはり、設計事務所で気がすむまで要望を伝えるしかないと思います。
また、予算もそれなりに準備しないといけないと思われます。
私が一条工務店の設計士の方と注文住宅の間取りを検討してみた経験から言うと、
「自分たちから具体的な間取り案を伝え、それを“一条ルール”と呼ばれる性能を満足するための制約条件にひっかからないように図面にしてくれるのが一条工務店の設計士さん」でした。
これは、担当いただいた設計士さんが良い間取りを提案してくれなかったという愚痴ではなく、設計士さんはより多くの人に気に入ってもらえる(万人受けする)間取りを提案してくれる傾向にあるのではないかと思っており(むしろそれがハウスメーカーが設計士の方に求めていることだと思われる)、
多くの人が注文住宅に抱いている「おしゃれな間取り」とは大きく異なるオーソドックスな間取りが提案図面として出てくるので、なんかいまいちな間取りだなと思う人も多いのではないかと思います。
2. どんな間取りが自分に合っているかは自分の優先順位次第
これは私が実際に家づくりを開始してから感じたことですが、「自分たちでは具体的に説明できないんだけど、いい感じの間取りを提案してください」というような要望では、設計士さんから良い間取りが出てくることは無いだろうということです。
つまり、どのような点を重要と考えて間取りを検討するかを最初に決めておかないと、設計士のかたも間取りを作成するうえで、複数の選択肢があるときに方針を統一できず、何回間取りを変更してもらっても、自分にとってしっくりとくる間取りにならないと考えています。
私が要望した主な点は以下ですが、1つ1つを見ると、いたって普通の内容です。
ただ、全てを満足するような建売分譲物件が希望するエリアになかったので、注文住宅を選択することになったんだと思います。
・冬あったかい家に住みたい(一戸建ては寒いという印象があったため)
・地震や災害に強い家に住みたい
・子ども3人にそれぞれ1部屋+主寝室で、2階に4部屋欲しい
・将来1階だけで生活することを考えて、1階にLDK+1部屋欲しい
・エコな住宅にしたいので太陽光発電を載せてみたい
・リビングイン階段にしたい
・シューズクロークが欲しい
・2階にも洗面台が欲しい
間取り検討の途中で、どうしても予算と広さの兼ね合いでどこかの部屋を少し削らなければならない時も、「シューズクロークを少し小さくしてもOK」、「洗面所は少し小さくしてもOK」など自分から明確に条件を伝えるようには意識しました。
「全て諦めたくないので、何とか予算内の間取りで納めてほしい」などという要望は難しいですよね。
家をどんなに大きくしてもかまわないというような予算に余裕があったり、土地がとても広い方は別ですが。。
また、おしゃれな間取りはデメリットがつきものであることも理解しなければならないと思います。
「吹き抜け」や「オープンステア」などはおしゃれの代名詞ではないでしょうか。
一条工務店のi-smartやi-cubeの場合は、高気密・高断熱ということもあり、「吹き抜け」や「オープンステア」にすると冬寒いということは無いようですが、それでも2階に1階の生活音が筒抜けになることなど、知らずに採用すると後で後悔するデメリットはあるようです。
ハウスメーカーの設計士の方は、こちらが要望すれば間取りに反映してくれるとは思いますが、本当にそれで住みやすい間取りになるかは、最終的には自分で想像力を膨らませて決めていく必要があります。
3. 間取りは設計士さんに決めてもらうのではなく、先輩の施主さんの口コミから決める
最後になりますが、最もいい間取りに近づきやすい手段として、すでに注文住宅を建てた施主さんの口コミから、採用してよかった間取り、採用して後悔した間取りを勉強するのが一番確実だとやってみて実感しました。
これまで「何十棟、何百棟の施主さんに引き渡しをした営業さんや、設計士さん」であっても、あなたに引き渡しをしたわけではないので、本当に自分が良いと感じる間取りを提案してくれるかはわかりません。
そこで、実際に体験した施主さんの口コミから、自分に必要か・不必要かを判断することにしました。
一条工務店のi-smartやi-cubeを建てるメリットの1つとして、インターネット上に情報が豊富にあることが挙げられると思います。
気になった設備などをネットで調べれば、先輩施主さんが必ずと言っていいほど情報を共有してくれています。
先輩施主さんの意見を参考にして、色味やサイズ、そもそも自分に必要なものかを判断することが出来ます。
最後になりますが、注文住宅の間取りは自由にできるからこそ悩みが出てくると思います。
本来は間取りを考えるのが注文住宅を建てるうえでの醍醐味であり、本来楽しい時間のはずですが、やはりお金がかかるものなので、全てを満足した間取りにするのは難しい場合もあると思います。
それでも、苦労して打ち合わせをして、何度も修正を行いながら作り上げた間取りは、自分らしい間取りに仕上がったなと最後には感じることが出来ました。
こんな体験を多くの施主さんと共有したいため、今回の記事では間取り計画中に意識しておいたら良いと思う3点について書かせていただきました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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