ブログを見ていただきありがとうございます。
2019年6月に仮契約を行い、つい先日着手承諾までやっとのこと到達したのですが、新型コロナウイルスの影響で完成時期はまだ未定です。何とか2020年のうちに完成することを願っております。
さて、一条工務店で家づくりを検討していたり、ハウスメーカーのなかで一条工務店がいいかもと思っている方々の中には、i-smartとi-cubeどちらがいいんだろうと迷っている方がいるのではないでしょうか。
i-smartとi-cubeは一条工務店の主力商品で、高気密・高断熱が特徴的なパネル工法(いわゆる2×4や2×6)の木造住宅です。
私も家づくり計画開始当初は多くの人が建築していたi-smartが良いと思い、i-smartで計画を進めていましたが、途中でどうしても土地の方に予算をかけなければならなくなり、建物予算の削減をする途中でi-smartからi-cubeに変更しました。
そこで、実際にi-smartからi-cubeに変更することでどれくらい建物予算を削減することができたのか、大まかな項目別にご紹介したいと思います。
結論からご紹介すると、私の場合はi-smartからi-cubeに変更することで約80万円予算削減となりました。
ただし、i-smartとi-cubeは全く同じ仕様というわけではありませんので、i-smart限定の設備や仕様、デザインなどが絶対必要という方はi-cubeに変更という選択はできないと思います。
あくまで、一条工務店の特徴である全館床暖房や高気密・高断熱の性能が最優先で、設備や仕様などはある程度の選択肢の中から選べれば良い、という方向けの予算削減方法になると思います。
- i-smartとi-cubeのそれぞれの特徴
- i-smartからi-cubeに変更したことで値段が増減した項目
- 1. i-smartからi-cubeに変更することでマイナス約100万円
- 2. ハイドロテクトタイルの施工費プラス約10万円
- 3. スマートバスへ変更することでプラス約10万円
- 番外編:全館さらぽか空調
- 番外編その2:窓のサッシの色
i-smartとi-cubeのそれぞれの特徴
一条工務店のHPからそれぞれの商品の特徴を一部引用させてもらうと、以下のような説明が記載されていました。
i-smartは「業界最高レベルの快適性能に機能美をプラスしたスマートデザイン住宅」
i-cubeは「高性能でも、コストを抑えて建てられるから、いろんな夢が叶えられる住宅」
先ほどの一条工務店の説明の引用にもあるように、i-smartは機能を兼ね備えつつデザイン性を向上させた商品ということです。
これは、かつて一条工務店の家のデザインの評判がそこまで高くなかったらしく、i-smartはデザインもよい商品として開発されたようです。
それでも、木造住宅っぽさ・注文住宅っておしゃれだね、という感じではないと個人的には思いますが、どちらかというと男性が好むようなシンプルでシャープな感じのデザインにはなっているのかなと思いました。何を隠そう私の場合も妻が気に入ったというよりは、私が気に入って一条工務店を選んだ経緯があるので、男性受けが良い商品だと思います。
また、i-cubeの商品紹介にコストを抑えられるとわざわざ記載されているのは、i-smartとの価格差を暗に示しているのでしょうか?あらためてみると、自分がi-smartからi-cubeに変更したからかもしれませんが、そのように感じてしまいました。
私が住んでいる横浜市含め、土地にある程度の予算が必要となる地域では、建物予算を十分に確保できないこともありますよね。
だけど、安心していい家を建ててくれる地元の工務店を自力で探すのは労力もかかりますし、ローコストメーカーで建てるという決断もなかなか勇気が必要。なので、安心をお金で買うという感じも半分近くあるかもしれませんが、ハウスメーカーでできれば建てたいと思う人も多いと思います。
そこで、一条工務店を選ぼうと思っている方で、i-smartでは少し予算オーバーという方は、ぜひi-cubeも一度検討してみてください。
i-smartからi-cubeに変更したことで値段が増減した項目
それでは、i-smartからi-cubeに変更することで金額が増減した項目をご紹介します。
選択しているオプションによってはi-cubeにすることで増額となる項目もありましたが、トータルとしては冒頭にも書いたように約80万円の削減が出来ました。
1. i-smartからi-cubeに変更することでマイナス約100万円
一条工務店は基本的に建物の施工面積かける㎡単価で建物代が計算されます。
建築するエリアや家の大きさで㎡単価は変わってくるというのは他のブロガーさんも書いていらっしゃったので、あくまで私が計画中の約33坪の場合の㎡単価となります。
i-smart:20万6千円/㎡
i-cube:19万7千円/㎡
よって、i-smartとi-cubeの㎡当たりの単価差は9千円です。
そして、1坪は約3.3㎡ですので、
9千円×3.3㎡ = 約3万円/坪
の差ということになります。
私の場合は33坪の施工面積なので、99万円(ほぼ100万円)の減額となります。
2. ハイドロテクトタイルの施工費プラス約10万円
i-smartからi-cubeに変更すると減額になる項目ばかりではありませんでした。
ほとんどの施主さんが採用することで有名なハイドロテクトタイルのオプション代は増加してしまう結果となりました。
ハイドロテクトタイルの価格も施工面積かける単価だと聞きましたので、i-cubeの場合はハイドロテクトタイルオプションを採用する場合の単価がi-smartよりも高いということです。
この項目も、私が計画した約33坪の場合にはなってしまいますが、㎡当たりの単価が
i-smart:3.9千円
i-cube:4.8千円
ということで、㎡当たりの単価差は約9千円です。
約33坪(1坪3.3㎡として)の場合、
9千円×(33坪×3.3㎡) = 9万8千円
ということで、ほぼ10万円くらいの増額になりました。
ハイドロテクトタイルをやめるという選択肢もあったんですが、やはり光触媒で汚れを分解するという売り文句に惹かれ、採用した施主さんも満足されている方が多いようだったので、採用することにしました。
余談ですが、i-smartやi-cubeが一条工務店の商品のなかで近年特に人気があり、さらにハイドロテクトタイルの採用率が高いことから、一条工務店の家は外見がとても似通った家になってしまうという事実があります。
外見に重きを置かれている方はこの時点で一条工務店が選択肢から外れてしまうようです。実際、外見にこだわる方は内装から設備にいたるまで随所にこだわりを持って家づくりをする方だと思いますので、一条工務店の間取り検討時に頻繁に遭遇する「一条ルール」に後々苦しむよりは、最初の時点で候補から外しておくほうが無難だと個人的には思います。
3. スマートバスへ変更することでプラス約10万円
これは先にi-smartで検討していたことが大いに影響しているのですが、i-cubeに変更すると、i-smartで採用できたスマートバスというお風呂が標準では採用できませんでした。
お風呂は妻も気に入っていたこともあり、i-smartと同じものを採用することにしました。
スマートバスをi-cubeに採用するオプション費は9万3500円かかりましたので、約10万円のオプション費増という結果です。
i-cubeで標準のi-standardシリーズのお風呂もとてもいいお風呂だったのですが、鏡がついている面のタイル施工面に目地が出てくるらしく、今の家でも浴槽の目地部分には水垢やカビが発生しやすいことを考え、スマートバスに決めました。
なお、スマートバスは断熱性能も良いそうなので、平日遅くに仕事から帰ってきたときに追い炊きをあまりせずとも温かくお風呂に入れたらいいなと思っています。
番外編:全館さらぽか空調
私は全館さらぽか空調というオプションを採用する予定です。
このオプションも㎡当たりいくらという計算方法で金額が決まっているようなんですが、さらぽかについてはi-smartとi-cubeの金額はほぼ変わりませんでしたので、i-cubeにすることで増額ということにはならなそうです。
なお、すこし贅沢だなと思うオプションではありましたが、三井ホームやその他各社も全館空調を少しずつ売り出してきている感じがしましたので、これからはさらぽかを採用する一条の施主さんも少しずつ増えてくるかなと思い採用しました。
また、私は2019年6月に仮契約しましたが、そのときはまだ一応モニター価格ということでしたので、決めたという経緯もありました。
家が完成して引っ越した後は、さらぽか空調込みの電気代がどの程度なのか確認してみたいと思っております。
番外編その2:窓のサッシの色
i-smartの場合はアーバングレーやブラックなど、外壁の色や好みにあわせて色を4色から選べるんですが、i-cubeは標準が白の一色しか選べないようになっており、i-smartでも選べるほかの色を採用しようとすると、プラス10万円のオプション代がかかるとのことでした。
このオプションもさんざん迷いましたが、白の窓枠も清潔感がある外観になりそうだったので、あえてオプション代を払ってまで色の変更は行いませんでした。
年末ごろの完成を予定している家の仕様については別記事で書いておりますので、お時間ありましたら見ていただけると幸いです。
realestatehouse.hatenablog.com
最後まで見ていただきありがとうございました。